災害カレンダー

地震はいつ、どこで、どんな状況の時に起こるかわかりません。
この災害カレンダーを通して、地震災害の脅威、そして私たちの大切なものを守るための対策を見つめ直すきっかけにしていただけたらと思います。

世界最古の木造建築物である法隆寺。
なんとこれまでにマグニチュード7.0以上の地震を46回も経験してきているそうです、、、そして1995年に起きた阪神淡路大震災にも耐えた法隆寺。先人の知恵が詰まった建物です。

1月

地震詳細 被害の特徴
丹沢地震

1924年1月15日 午前5時50分頃

マグニチュード7.3
最大震度6

神奈川県の丹沢山地で発生した大地震。前年に発生した関東大震災の最大の余震とされている。
死者19人、負傷者638人の被害がでた。

三河地震

1945年1月13日 午前3時38分頃

マグニチュード6.8
最大震度5(7相当といわれる)

2000人以上が死亡し、家屋全半壊は23,000棟以上に及ぶ。
内陸直下型地震だったことから、地震規模はそれほど大きくなくても、特定の範囲(愛知県・三重県)が猛烈な揺れに襲われ甚大な被害がでた。
深夜に起きた地震だったこともあり、死者の多くが就寝中に家屋の下敷きになったとされている。
また、集団疎開していた国民学校や寺院の児童の多くが倒壊した建物の下敷きになり死亡する事例もあった。

伊豆大島近海地震

1978年1月14日 12時24分頃

マグニチュード7.0
最大震度5

伊豆半島各所で道路損壊、がけ崩れ、地滑りなどが発生し、25人が死亡、211人が負傷した。
被害を受けた住宅の半数以上が全壊、半壊状態であったほか、体育館の天井落下の被害もみられた。

釧路沖地震

1993年1月15日 20時6分頃

マグニチュード7.5
最大震度6

震源が深かったため津波はなかったが、北海道東部を中心に液状化現象による道路損壊や堤防陥没が多発。
各都市を結ぶ鉄道、国道が不通になったほか、ガス管水道管破損でライフラインに甚大な被害を及ぼした。
死者2人、重傷116人、軽傷850人。釧路市では天井から落下したシャンデリアの下敷きとなり1人が死亡する事例も発生した。

阪神淡路大震災
(兵庫県南部地震)

1995年1月17日 午前5時46分頃

マグニチュード7.3
最大震度7

1948年(昭和23年)の福井地震を契機として新設された「震度7」が初めて適用された地震であり、東日本大震災発生までは戦後最大の地震といわれていた。
死者6,434人、行方不明者3人、負傷者43,792人、被災家屋約640,000棟にのぼる。
各地で断水や火災が発生し、安全といわれていた山陽新幹線や阪神高速の高架橋倒壊など交通インフラにも甚大な被害がでた。

出典:神戸市

2月

地震詳細 被害の特徴
福島県沖地震

2021年2月13日 23時7分頃

マグニチュード7.3
最大震度6強

2011年3月11日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の余震であると推定されている。
建物の被害も多数発生しており、福島競馬場では天井パネルが落下するなどの被害が出た。
また福島市内の文化センターやホールなどの施設でも天井や設備の破損などで運営に影響が出た。

3月

地震詳細 被害の特徴
北丹後地震

1927年3月7日 18時27分頃

マグニチュード7.3
最大震度6

死者2925人、負傷者7806人。震源が浅い内陸型地震で、建物のおよそ9割が倒壊したとされる。被害の大きさを見ると、当時震度7相当の揺れが起きた可能性がある。
また地震発生が3月上旬の夕食時であったことから、炊事場や暖房設備、風呂場などを火元とする火災が多発した。

昭和三陸地震

1933年3月3日 午前2時32分頃

マグニチュード8.1
最大震度5

三陸沖を震源とする地震で、死者1522人、行方不明者1542人、負傷者1万2053人におよぶ。
地震の揺れによる被害よりも津波による被害が甚大で、地震発生後30分ほどで第一波が襲来。高さ10mを超える津波も発生し、多くの家が流失する被害となった。

十勝沖地震

1952年3月4日 午前10時22分頃

マグニチュード8.2
最大震度5

死者28人、行方不明者5人、重傷90人、軽傷426人の人的被害が出た。
津波の高さは厚岸で4m以上に達したといわれる。

芸予地震

2001年3月24日 15時28分頃

マグニチュード6.7
最大震度6弱

瀬戸内海の安芸灘を震源とした地震で、広島県河内町、
大崎町、熊野町では震度6弱を観測。
死者2人、負傷者288人。土砂崩れや家屋損壊が多発し、
音楽ホールや体育館の天井、内装材が落下する被害も発生し負傷者が出た。

出典:国立研究開発法人建築研究所
国土技術政策総合研究所
『2001年3月24日芸予地震被害調査報告        
-体育館など大空間を構成する建築物の天井落下-』
                        
福岡県西方沖地震

2005年3月20日 午前10時53分頃

マグニチュード7.0
最大震度6弱

福岡市周辺で被害が大きく、液状化や道路陥没が見られたほか、福岡ビルの窓ガラスが破損し道路に落下するなど、建物の窓ガラス割れ・落下・内壁ひび割れ被害も多数発生。
若宮神社(福岡市中央区)神殿の天井崩落も発生した。
福岡市でブロック塀の下敷きになった女性1人が死亡、負傷者1087人、住家全壊133棟、住家半壊244棟の被害が出た。

出典:福岡管区気象台ホームページ「陥没した道路(福岡県玄界島)」
能登半島地震

2007年3月25日 午前9時41分頃

マグニチュード6.9
最大震度6強

道路崩落や、電気・ガス・水道などのライフラインの寸断が発生し、沿岸部に近い漁港では液状化も見られた。
石川県能登町では小学校の体育館天井が落下する被害が発生。
死者1人、負傷者359人、住家全壊は639棟におよぶ。

東日本大震災
(東北地方太平洋沖地震)

2011年3月11日 14時46分頃

マグニチュード9.0
最大震度7

海溝型の巨大地震で、死者18,131人、行方不明者2,829人という戦後最悪の被害をもたらした。
地震によって発生した大津波による人的被害が甚大であった。
岩手県大船渡市に到来した津波の高さは推定16.7mで、ビルの高さでいうと4~5階に相当する。
また避難生活などで亡くなった「震災関連死」は3700人以上。

栃木県下野市の中学校では、生徒約300人がいた体育館の天井の石膏ボードや照明器具カバーが落下し生徒が負傷する事故や、東京都千代田区の九段会館大ホールのつり天井が崩落し、2人が死亡、31人が重軽傷を負う事故も発生するなど、建物内部の被害も多く見られた。

写真提供:岩手県宮古市

参考資料

・気象庁「「阪神・淡路大震災から20年」特設サイト」
・内閣府「防災情報のページ 報告書(1944東南海地震 1945三河地震)」
・内閣府「防災情報のページ 福島県沖を震源とする地震に係る被害状況等について」
・内閣府「防災情報のページ 2-3. 十勝沖地震(1952年)」
・総務省消防庁「津波から身を守る-温故知新- 11.昭和三陸地震津波」
・国立公文書館「隠された地震の記録 ―東南海地震と三河地震―」
・国土交通省国土技術政策総合研究所 独立行政法人建築研究所「2001年3月24日芸予地震被害調査報告-体育館など大空間を構成する建築物の天井落下-」
・内閣府「防災情報のページ 平成13年芸予地震(3月24日15時28分頃)について(第13報)」
・福岡管区気象台「2005年3月20日の福岡県西方沖の地震 」
・気象庁地震火山部『平成 19 年(2007 年)能登半島地震 』,2009
・北海道防災情報「〈災害年表〉 【地震・津波】 平成5年釧路沖地震」
・北海道防災情報「〈災害年表〉 【地震・津波】 1952年十勝沖地震」
・国立科学博物館地震資料室「北丹後地震」
・気象庁「過去の地震津波災害」
・建築研究所「2.1 東日本大震災における天井脱落被害のアンケート調査」