災害カレンダー

地震はいつ、どこで、どんな状況の時に起こるかわかりません。
この災害カレンダーを通して、地震災害の脅威、そして私たちの大切なものを守るための対策を見つめ直すきっかけにしていただけたらと思います。

熊本地震では震度6弱以上の揺れを短期間で7回記録するなど5日間で2,000回を超える異常な数の余震が発生しました。気象庁は次の性質をもとに余震発生率を発表しています。1つは地震発生から1日以内に最も多くの余震が発生し、2日目にはその半分、3日目には1/3になること。またマグニチュードが1大きくなると、発生数は1/10に減るといわれています。

4月

地震詳細 被害の特徴
宮城県沖地震

2011年4月7日 23時32分頃

マグニチュード7.2
最大震度6強

三陸沖を震源とする地震で、1カ月前に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の余震といわれる。
死者4人、負傷者296人。
停電や建物損壊などの被害が発生した。

福島県浜通りの地震

2011年4月11日 17時16分頃

マグニチュード7.0
最大震度6弱

福島県浜通りを震源とする直下型地震で、1カ月前に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に関連した地震といわれている。
死者4人。土砂崩れや家屋損壊が相次いだ。

淡路島付近の地震

2013年4月13日 午前5時33分頃

マグニチュード6.3
最大震度6弱

兵庫県淡路市では震度6弱を観測。
8,000棟以上の家屋が損壊被害を受け、液状化による施設被害、水道管破損による断水などの被害が発生した。

熊本地震

2016.4.14 21時26分頃  震度7
2016.4.14 22時7分頃  震度6弱
2016.4.15 午前0時3分頃 震度6強
2016.4.16 午前1時25分頃 震度7
2016.4.16 午前1時25分頃 震度6弱
2016.4.16 午前3時55分頃 震度6強
2016.4.16 午前9時48分頃 震度6弱

最大マグニチュード7.3
最大震度7

死者272人(うち直接死は50人)、重傷者957人、軽傷者1486人。避難生活によるストレスやエコノミークラス症候群など、震災関連死と自治体に認定された人は212人にのぼる。
三日間で震度6レベルの地震が7回も発生し、そのうち2回は震度7を観測。
震度7が2回観測されたのは、現在の気象庁震度階級が制定されてから初のことである。
重要文化財建造物である熊本城では天守閣をはじめ13棟の建物で損壊や崩落が起きたほか、
地域の交流施設や避難所指定されていた施設の天井損傷や、空港ターミナルビルの天井が崩落するなどの被害も見られた。

出典:国立研究開発法人建築研究所,国土技術政策総合研究所
   『平成 28 年(2016 年)熊本地震による建築物等被害第十四次調査報告(速報)』

5月

地震詳細 被害の特徴
北但大震災(北但馬地震)

1925年5月23日 午前11時9分頃

マグニチュード6.8
最大震度6

当時の最大階級である震度6を観測。
420人が死亡、家屋の全壊は1,295棟にのぼる。
昼食時間帯だったため火災が多発し、1700棟以上が全焼する被害が発生した。豊岡市では町の市街地の約7割が焼失したといわれる。
倒壊した建物の下敷きになったまま火災に巻き込まれ焼死する被害も多かった。

豊岡市HPより引用
日本海中部地震

1983年5月26日 午前11時59分頃

マグニチュード7.7
最大震度5

津波は早いところで数分から数十分で到達し、日本海側では高さ10mほどの津波が襲来した。
死者104人のうち100人が津波によるものであった。
住宅全壊は1570棟にのぼる。

鹿児島県薩摩地方の地震

1997年5月13日 14時38分頃

マグニチュード6.4
最大震度6弱

1995年の兵庫県南部地震を受け、気象庁が震度5と震度6をそれぞれ「強・弱」に分割してから初めて震度6弱以上を観測した地震である。
同年3月26日に鹿児島県北西部で発生したM6.6の地震に誘発された可能性があるとされている。

6月

地震詳細 被害の特徴
福井地震

1948年6月28日 16時13分頃

マグニチュード7.1
最大震度6

負傷者は2万人以上、死者は3,769人で戦後3番目の多さである。
当時の家屋の耐震性能が低かったこともあり、被災家屋は50,000棟以上にものぼり、福井平野では倒壊率が90%を超える被害となった。
この地震をきっかけとして気象庁震度階級に「震度7」が設けられた。

1978年宮城県沖地震

1978年6月12日 17時14分頃

マグニチュード7.4
最大震度5

死者28人、重軽傷者1万人、住家の全半壊が4,385棟、一部損壊が86,010棟など甚大な被害をもたらした。死者28人のうち18人がブロック塀や石塀の倒壊によって犠牲となっている。
またガラス片や落下物による負傷者が目立った。
水田地帯を開発した卸町地区では液状化によるビルの倒壊や傾斜が見られた。

大阪府北部の地震

2018年6月18日 午前7時58分頃

マグニチュード6.1
最大震度6弱

大阪府内で死者6人のうち、プール脇のブロック塀が倒壊するなどして児童含む2人が犠牲となった。
大阪府内で震度6弱以上の揺れを観測するのは1923年以来。
大阪府を中心に全壊が21棟、半壊が454棟、一部破損が約5万7千棟の被害が出た。
エレベーターの閉じ込め、都市部での帰宅困難者や交通インフラの停止などの課題も露呈した。

出典:内閣府ホームページ
(http://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/h31/photo/ph009.html)
山形県沖地震

2019年6月18日 22時22分頃

最大マグニチュード6.7
最大震度6強

観測史上初めて山形県内で震度6以上を記録した地震。
鶴岡市内の体育館では、3階アリーナの天井材の一部が落下する被害が発生。照明器具などを固定する昇降式レールの巻き上げ機を固定していた鉄骨部材が地震の揺れの影響で落下し、天井材を損傷させたとみられる。
その他屋根瓦の落下など、多数の施設で建物の崩壊・損壊、天井破損や剥がれ被害が見られた。

参考資料

・気象庁「4月11日からの福島県浜通りの地震活動」
・地震調査研究推進本部「宮城県沖地震の長期評価」
・地震調査研究推進本部「2011年4月7日宮城県沖の地震に関する情報」
・内閣府「淡路島付近を震源とする地震について」
・内閣府「熊本県熊本地方を震源とする地震に係る被害状況等について」
・気象庁「平成28年(2016年)熊本地震の関連情報」
・豊岡市ホームページ「北但大震災の概要」
・秋田地方気象台「日本海中部地震」
・男鹿半島・大潟ジオパーク推進協議会ホームページブログ「日本海中部地震から33年が経ちました。」
・気象庁「1997年3月26日と 5月13日の鹿児島県薩摩地方の地震調査報告」
・内閣府「報告書(1948 福井地震)」
・地震調査研究推進本部「福井県に被害を及ぼした主な地震」
・日本地震学会「福井地震(1948年6月28日)50周年特集」(なゐふる 1998年9月号)」
・仙台市ホームページ「1978年宮城県沖地震」
・内閣府「令和元年版 防災白書|特集 第1章 第1節 1-2 大阪府北部地震」
・気象庁「平成30年6月18日07時58分頃の大阪府北部の地震について」
・内閣府「山形県沖を震源とする地震に係る被害状況等について」